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  • Vol.665 結城浩/mixi2/投稿と自己顕示欲/自己紹介のコツ/理解と言語化/専門書と脳内音読/コミュニケーションのヒント/「神」にたとえる

    2024-12-24 07:00会員無料
    Vol.665 結城浩/mixi2/投稿と自己顕示欲/自己紹介のコツ/理解と言語化/専門書と脳内音読/コミュニケーションのヒント/「神」にたとえる

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月24日 Vol.665


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    * * *

    mixi2の話。

    2024年12月16日に、株式会社MIXIが新しいSNS「mixi2」を始めました。

    結城もさっそくアカウントを作ってmixi2に参加することにしました。現在mixi2は招待制になっていますが、すでにユーザになった方の招待リンクから誰でも参加できます。

    こちらに結城のmixi2招待リンクがありますので、よろしければお使いください。現在はWebインタフェースがないので、アカウントを作らないと中を見ることはできません。

    ◆hyukiからのmixi2招待(招待有効期限2024/12/30 17:59)
    https://mixi.social/invitations/@hyuki/E3Xq2E31KrzBY7io7rzgEA

    ファーストインプレッションとしては「既存SNSの楽しさとコミュニティ作りの楽しさをうまく集めた国産SNS」という印象を持ちました。初動としてもかなり盛り上がっているようです。

    たとえば、mixi2の開始から数日で私をフォローしてくださっている方の人数は2200人を越えました。この数は、ここ2年でMastodonにて私をフォローしてくださってる人数2600人に迫っています。もちろん「フォロワー数が多ければいい」という意味ではなく、多くの人が動いているという意味で数字を書いています。

    mixi2のリアクションは「いいね」だけではなく「おはよう」「なるほど」「わかりみ」などたくさんのカスタム絵文字を含んでおり、単なる「いいね」だけじゃないニュアンスが伝わります。それだけで「対話」している感じがありますね。これはMastodonやMisskeyなどでも使われているリアクションです。文字を極端に大きくしたり、動かしたりする機能もあり、これはMisskeyでも使われているものですね。

    XやThreadsでは、ホームタイムラインではプラットホーム側の「おすすめ」が強く推されます。でもmixi2では「フォロー」がメインに流れてくるようになっています。つまり、運営側がおすすめする投稿ではなく、自分がフォローした人の投稿が時系列で流れてくるのです。

    mixi2はまだ始まったばかりなので、今後どうなるかは未知数ですけれど、しばらく使ってみたいと思います。

    ◆hyukiからのmixi2招待(招待有効期限2024/12/30 17:59)
    https://mixi.social/invitations/@hyuki/E3Xq2E31KrzBY7io7rzgEA

    ◆結城浩のmixi2(スマートフォンからアクセス)
    https://mixi.social/@hyuki

    * * *

    「談話室」の話。

    ビデオをオフにしたZoomを使い、参加者と二人で一時間自由に音声のみでおしゃべりする「談話室」というネット企画を毎週行っています。

    2024年12月21日(土)は、ソフトウェアエンジニアとして会社に勤めておられる30歳の男性とお話ししました。

    ライフワークとして行っている数学的な活動や論文について、詳しくおうかがいできました。人間関係の大きな変化と心の健康のこと、仕事を進める上で注意していることなどについても、ざっくばらんにおしゃべりしました。

    ありがとうございます!

    * * *

    「談話室」の参加には予約が必要ですが、2025年2月までの予定はすでにいっぱいになりました。

    ◆結城浩の談話室
    https://chatroom.hyuki.com

    関心がある方は「談話室通信」という無料ニュースレターにぜひご登録ください。申し込み開始のアナウンスがひと月に一回程度流れます。

    ◆結城浩の談話室通信(談話室の連絡をする無料ニュースレター、送信頻度はひと月に一回程度)
    https://chatroom.substack.com/

    * * *

    「お取りしましょうか」の話。

    先日コンビニに買い物に行きました。

    高いところに置いてある商品を取ろうとして背伸びしていた七十歳くらいのご婦人がいたので「お取りしましょうか」と言って取ってあげたところ、たいへん喜ばれました。

    田舎ならいざ知らず、都会でこういう体験したことはあまりなかったので新鮮でした。都会だと、人に関わるときには一種の緊張感があり、あまり一歩踏み込んだことをしない傾向があるからです。

    その場面に出くわして、あまり考えずに「お取りしましょうか」と言ってしまい、直後に私自身がちょっと驚いちゃいました。でも、その一言を言えて良かったとも思いました。

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 理解と言語化 - 学ぶときの心がけ
    • 対話の大きさを制御する - コミュニケーションのヒント
    • 「神」にたとえる
    • 専門書と脳内音読 - 学ぶときの心がけ
    • 投稿に反応があるとうれしいのは自己顕示欲なのか
    • 自己紹介のコツ - コミュニケーションのヒント
     
  • Vol.664 結城浩/解法を自力で思いつけないとき/本の書き方をどこで学んだか/「夢」について個人的に思うこと

    2024-12-17 07:00会員無料
    Vol.664 結城浩/解法を自力で思いつけないとき/本の書き方をどこで学んだか/「夢」について個人的に思うこと

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月17日 Vol.664


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    * * *

    「談話室」の話。

    ビデオをオフにしたZoomを使い、参加者と二人で一時間自由に音声のみでおしゃべりする「談話室」というネット企画を毎週行っています。

    2024年12月7日(土)は、都内の会社でデータサイエンティストとして勤務している男性とお話ししました。

    ふだんはスーパーコンピュータを用いて大学との研究に関わるお仕事をなさっているとのこと。

    プログラミング、機械学習、生成AI、生体情報(特にゲノム)に関するお話から、海外でのご経験や苦労話まで、幅広い話題を雑談を交えつつお聞きできました。

    興味深いお話をありがとうございました!

    また、2024年12月14日(土)は、会社員をしている女性と雑談風におしゃべりしました。

    自分が読みたい人生指南本を書きたいこと、人間関係のこと、年齢に合わせた体調のこと、言葉と行動のこと、ひと区切りを迎えようとしている子育てのことなど、さまざまな話題が飛び出しました。

    楽しいお話をたくさん聞くことができて感謝です!

    ◆結城浩の談話室
    https://chatroom.hyuki.com

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 「こんな解法、自力で思いつけないぞ」というときに考えること - 学ぶときの心がけ
    • 本の書き方をどこで学んだか - 本を書く心がけ
    • プログラミングをやっていて良かったこと
    • 約束を反故にされたときの気持ち - 心の健康
    • 睡眠時の夢について個人的に思うこと
     
  • Vol.663 結城浩/生成AIの時代に、生きることを問う/「賢い人」になるには/数学用語、覚える?/沈黙は賛同か/カフェで作業するときの滞在時間は?/

    2024-12-10 07:00会員無料
    Vol.663 結城浩/生成AIの時代に、生きることを問う/「賢い人」になるには/数学用語、覚える?/沈黙は賛同か/カフェで作業するときの滞在時間は?/

    結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2024年12月10日 Vol.663


    はじめに

    おはようございます、結城浩です。

    最近の東京は寒いけれどよく晴れた日が多めです。関東の冬ですね……

    私はあいかわらず、GIとコードネームがついた本の第8章に取り組んでいます。

    来週は編集部とのZoomミーティングがあるので、そこまでには第8章を何とか終わらせたいのですが……がんばろう!

    * * *

    YouTubeのショート動画の話。

    YouTubeのショート動画を眺めていると、次のようなフレーズが頻繁に出てきます。

    • 「これやってる人、すぐやめて」
    • 「これやらない人、損してる」
    • 「もうみんなこれ知ってるよね」

    これらは、注目を集めるためのフレーズに過ぎず、その内容の妥当性とは無関係だと感じます。要するに「おーい!」という呼びかけみたいなものだな、と思っています。

    * * *

    AWS(Amazon Web Services)からの警告メールで焦った話。

    Amazon CloudWatchから「課金額がオーバーフローしている」という警告メールが来てちょっと焦りました。

    でも、結論からいうと何も問題はありませんでした。結城は、課金が一定額を超えるとメールが来るように設定がしてあります。しかも、課金額は少額(1ドル)からはじめて指数的に増やしたものを複数個設定してあるのです。

    このように設定してあるのは、トラブルが起きていない通常の利用でも毎月数回は警告メールが来るようにするためです。これはいわば「避難訓練」の一種だな、と思っています。

    まあ、それはいいんですけど、毎月数回は必ず焦っているんですよね。自分で設定したことを毎月忘れているという……

    * * *

    にゃーにゃにゃにゃにゃーにゃの話。

    駅前の商店街を歩いていると、若いお母さんが小さい女の子を自転車の前に乗せて、二人で「にゃーにゃにゃにゃにゃーにゃ!」と歌いながら走っていくのとすれ違いました。

    よく晴れて穏やかな日曜の午後。

    * * *

    それでは今週のメルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


    目次

    • 中学・高校の数学用語を覚えることはどれだけ重要か - 学ぶときの心がけ
    • どうしたら「賢い人」になれますか
    • 沈黙は賛同か - コミュニケーションのヒント
    • 敬語を気にする人との会話 - コミュニケーションのヒント
    • 現在の自分に必要のないものの判断
    • カフェで作業するときの滞在時間 - 仕事の心がけ
    • 生成AIの時代に、生きることを問う - 人生を歩む